鈴音今昔物語
鈴音の前身となる、創業者鈴木音吉が開業した「駿河屋」。
当時は、木箱詰め四貫(50kg)単位での売買が常識だった鶏卵取引ですが、創業者音吉はこの常識を打ち破り、木箱を開けて一貫単位での小売販売を始めました。大八車を押しながらの配達は、坂の多い横浜では大変苦労したそうです。
そこで音吉は、小売の利点を活かし、背負い箱を使って小回りの利く自転車で配達を行う、独自の配送スタイルを確立させました。
現代の「小口販売」であり、注文からお届けまでをスピーディーに行う「クイックレスポンス」という手法を取り入れたのは、横浜では音吉の鶏卵問屋1店のみでした。